ドゥンガ日取り混乱/暦の巡り、課題浮き彫り
ミハチガツ行事の終わり「ドゥンガ」を継承し墓参する住民=4日、龍郷町秋名 旧暦8月に入り、奄美はアラセツの季節を迎えた。シバサシ、ドゥンガと続く一連の行事はミハチガツと呼ばれる。今年は暦の巡りからドゥンガの日取りをめぐって一部、混乱が生じた。 今年はシバサシのマツリの第2日が「癸亥」の日に当たり、12月3日(旧暦10月16日)の日の「甲子」が本来のドゥンガの日取りとする説が浮上している。
View Article稲作ユーモラスに表現/瀬戸内町油井の豊年踊り
綱を3回切る「綱切り」で幕を開けた油井の豊年踊り=4日、瀬戸内町 旧暦8月15日の4日、瀬戸内町の油井集落(内田百一区長、28世帯58人)で県の無形民俗文化財「油井の豊年踊り」が披露された。紙面(カミメン)姿の踊り手や力士たちが稲作の様子をユーモラスに演じ、町内外から訪れた観客を魅了した。
View Article樟南第二高で選挙出前講座
模擬投票を行う生徒たち=5日、天城町樟南第二高校 天城町の樟南第二高校(牧園弘光校長、生徒285人)で5日、選挙に関する出前授業があった。同町の選挙管理委員会と明るい選挙推進協議会の担当者が講師を務め、同校の3年生83人が受講。生徒らは模擬投票や講話を通じ、公正な選挙や投票の意義について学んだ。
View Article奄美市住用町西仲間で悪綱引きと竿踊り
老若男女が息を合わせて行われた竿踊り=4日、奄美市住用町西仲間 旧暦の8月15日に当たる10月4日、奄美市住用町の西仲間集落で、伝統行事の「悪綱引き」「竿踊り」が行われた。集落住民約80人が参加。老若男女が輪になって踊りながら五穀豊穣に感謝を捧げ、一連の夏の行事を締めくくった。悪綱引きは大綱に触れることで一年の悪を払う儀式で明治以前から続いている。男組、女組に分かれて交互に陣地に引き込み合う。
View Article崎原小中学校に16人が体験入学
1、2年のクラスで授業を受ける体験入学の児童と在校生=5日、奄美市名瀬 校区外からの通学を受け入れている奄美市名瀬の崎原小中学校(久野博幸校長、児童生徒20人)で5日、体験入学が始まった。対象は名瀬地区の他校区の小中学生。在校生とともに授業を受け、小規模校について理解を深めた。同校は市内では芦花部小中とともに校区外からの入学が認められる特認校。本年度は、18人の児童生徒が制度を利用している。
View Article大同生命厚生事業団、瀬利覚福祉部に助成
助成を受けた瀬利覚福祉部の栗尾代表(前列左)ら県内4団体(提供写真) 大同生命厚生事業団(大阪市西区、工藤稔代表)は4日、鹿児島市の大同生命保険㈱鹿児島支社で青少年育成やボランティア活動を行う県内4団体に助成金を贈った。奄美関係では、知名町の地域グループ「瀬利覚福祉部(ファングルの会)」(栗尾廣美代表)が「シニアボランティア活動助成」を受けた。
View Article奄美看護福祉専門学校/感謝式で「包丁始め」奉納
「包丁始め」を行う戸村講師ら=6日、奄美市名瀬 奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)で6日、包丁感謝式があった。調理師養成学科の学生11人が調理器具に感謝し、調理師としての心構えを新たにした。 同校は平成10年(1998年)4月に同学科を開講したことにちなみ、10月4日を「包丁感謝式の日」と制定。毎年10月に包丁感謝式を行っている。
View Articleミバエ初動防除/徳之島、沖永良部島で終了
マニュアルに基づく初動対応でテックス板を設置する行政関係者=6月26日、知名町 今年6月下旬から7月上旬にかけて徳之島、沖永良部島で果樹・果菜類の害虫ミカンコミバエが見つかった問題で、県は6日までに両島での初動防除が終了したことを発表した。初動防除に当たった地元の関係者や果樹生産者からは問題が一段落ついたことへの安堵(あんど)と、今後の飛来も想定した防除体制の充実を求める声などが聞かれた。
View Article戦前戦後の暮らしを調査/古仁屋高生が高齢者に聞き取り
高齢者から戦前戦後の思い出を聞く古仁屋高校生=7日、瀬戸内町 瀬戸内町の県立古仁屋高校(大山良一校長)の「世界史・日本史」を選択する3年生は7日、町内の高齢者施設を訪れ、戦前戦後の町の様子や住民の暮らしなどについて聞き取り調査を行った。高校生は食糧難や空襲体験などを聞き、当時の苦労や戦争の恐ろしさに理解を深めていた。
View Article地方創生で提言も/奄高生が研究成果発表
ロボットを操縦して性能を紹介した機械電気科の発表=7日、県立奄美図書館 県立奄美図書館主催の「あまみならでは学舎」が7日、奄美市名瀬の同館であり、今年創立100周年を迎えた県立奄美高校の生徒が講師を務めた。生徒たちは学校で取り組んできた研究や実践授業の成果を発表。奄美の魅力や未来に向けた地方創生のアイデアを提言した。
View Articleピアニスト村松健さんが新アルバム
スタジオで作曲中の村松さん=奄美市名瀬 新しいアルバム「Love Yourself」 東京出身で奄美市に住みながら全国各地で音楽活動を続けるピアニスト村松健さんの新しいアルバム「Love Yourself」が1日、発売された。リクエストの多い曲や新曲を含めピアノソロ12曲。各地のコンサートなどで生まれた素材を基に全て奄美で作曲、録音した。村松さんにとって奄美は音楽をつくる島だ。
View Article龍郷町高齢者スポーツはつらつプレー
会場を笑いの渦に巻き込んだ「踊らにゃ損損」=8日、龍郷町 龍郷町老人クラブ連合会(平義隆会長)は8日、町中央グラウンドで恒例の町高齢者スポーツ大会を開いた。爽やかな秋晴れの下、約600人がはつらつプレーを繰り広げた。 競技はボウリングや輪投げ、ハッピーカラーなど8種目。北大島地区大会の予選を兼ねて校区別7地区で競った。
View Article群島10町村と奄美市住用で体育大会
「スポーツの秋」本番を迎えて8日、奄美群島内の10町村と奄美市住用町で体育祭や体育大会があった。この日の奄美地方は穏やかな秋晴れとなり、各会場では幼児から一般、高齢者まで多くの住民がそれぞれの体力に合わせ競技を楽しんだ。応援の人々もたくさん詰め掛け、各会場では選手への声援や歓声がにぎやかに響いた。
View Article大和村、神奈川県で「果樹の村」アピール
「果樹の村」を積極的に村をPRした大和村のブース=7日、神奈川県大和市 神奈川県大和市の「第8回全国ふるさとまつり うまいもの市」が7、8の両日、同市大和駅東側プロムナードであった。「大和」の名がつく自治体として縁のある大和村が今回も出展。伊集院幼村長はトップセールスを展開し、特産のスモモの加工品などを販売。「果樹の村」をアピールした。
View Article奄振法延長に向け住民・出身謝意にアンケート
「住民の自然保護意識が欠かせない」―。県が6日に発表した奄振法延長に向けたアンケート調査で、奄美群島の住民と出身者らが「世界自然遺産登録を目指すために重点を置くべきこと」で最も多かった回答は、住民の意識啓発だった。来年夏の自然遺産登録に向け、貴重な自然環境に配慮を求める声が高まっている。
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