奄美の宝を次世代に繋(つな)ぐ議員の会(会長・金子万寿夫衆院議員)は8日、奄美市名瀬の県大島支庁で奄美・沖縄の世界自然遺産登録に向けた勉強会を開いた。奄美選出の県議や市町村議ら約50人が出席。外来動植物問題について、奄美野生生物保護センターの千葉康人上席自然保護官から学んだ。
会は世界自然遺産登録の実現に向け、政策などを提案する超党派の議員連盟として8月に発足。発起人の金子会長のほか、奄美選出の県議、奄美12市町村の市町村議が参加している。
千葉保護官は講演で、世界自然遺産の登録延期に至った要因や、今後の登録に向けたスケジュールなどを説明。外来動植物については、「入れない」「捨てない」「拡げない」の予防三原則に加え、外来植物の駆除の仕方や野生化した猫(ノネコ)対策の現状なども紹介して理解と協力を求めた。