知名町上平川集落(富久健次区長、146世帯)の殿智神社例祭が旧暦9月15日に当たる23日、同神社で執り行われた。地域住民約40人が集まって集落の守り神に踊りを奉納した後、ござを敷いて宴会を開き交流を深めた。
同神社は県無形民俗文化財指定の「上平川大蛇踊り」を中国から伝えたとされる幸村政孝を祭り神として1954年に建立。旧暦1、5、9月の各15日に例祭が営まれる。
この日は神事の後、参列者が輪になり総踊りを奉納。女性は内側、男性は棒を手にその外側で円をつくり、伝統の踊りを披露した。
富久区長(70)は「この例祭と大蛇踊りは字(集落)の伝統。若い世代に継承しながら今後も続けていきたい」と話した。