喜界町文化協会(光岡力会長)主催の第1回文化協会まつりが25日、町中央公民館であった。町内在住のアーティスト13組が出演。ダンスや歌、楽器演奏、手話などでステージを彩り、来場した約100人を魅了した。
町文化協会は歌や踊り、楽器演奏など芸術活動をする団体で構成する。今回、「何か新しいことをして、多くの人に楽しんでもらいたい」と、文化協会まつりを初めて企画した。
ステージは、大正琴・月下美人の演奏でスタート。はまゆうコーラスと喜界島ウインドアンサンブルは、喜界町荒木出身の民謡研究家・久保けんおが採譜した徳之島の子守唄「ねんねがせ」を披露した。
このほか、島唄、社交ダンス、歌謡曲、太鼓演奏があり、観客は一緒に口ずさんだり、手拍子や曲に合わせて体を動かしたり楽しいひとときを過ごした。押し絵や染め物の展示、煎茶も振る舞われた。
コーラスに参加した羽佐田紀子さん(69)は「楽しくて時間が短く感じた。子どもから大人まで出演し心温まるすてきなステージだった」と笑顔で話した。