【徳之島総局】徳之島町の2017年度生涯学習推進大会・生涯学習フェアが21日、町生涯学習センターであった。公民館講座の受講生らによる舞台発表や作品展示があり、1年間の学習成果を披露した。
17年度の公民館講座は24講座が設けられ、延べ414人が受講した。修了者は189人で、56人が皆勤賞を受けた。
開会行事で秋武喜一郎教育長は「子どもの時間をコントロールしている親次第で、子どもたちの成長は変わる。学問だけを教えるのではなく、芸能などを身に付けさせる環境にも目を向けてほしい」と述べ、文化行政への協力も呼び掛けた。
町社会教育功労賞として、亀津浜踊り保存会の新田武男会長と井之川夏目踊り保存会の保和廣会長を表彰。修了証書の授与式では、受講生を代表して写真教室で皆勤を果たした宮本美穂子さんが賞状を受け取った。
舞台発表は合唱や三味線演奏、社交ダンスなど、各教室の17プログラムが披露された。ギャラリーには陶芸や手芸、写真などの力作が並び、来場者の目を楽しませた。
舞台発表に先立ち、同町井之川出身の弁護士・德久正さんによる講演もあった。