第38回奄美市美術展覧会(奄美市など主催)の作品搬入が20日、奄美文化センターで始まった。初日は美術、写真、書道の3部門合わせて790点以上が持ち込まれ、受け付け窓口は続々と搬入される力作と出展者でにぎわった。搬入は21日午後5時まで受け付ける。
市美展は地域住民に作品発表の場と鑑賞の機会を提供し、芸術文化の向上と情操教育の振興を図る目的で毎年開かれている。昨年は美術、写真、書道の3部門に県内外1474人から1583点の応募があった。
県立大島養護学校の上園菜穂子教諭は20日午前、生徒7人の絵画7点を搬入した。上園教諭は「生徒は週1回、放課後を利用して4~5カ月かけて制作した。それぞれの個性が発揮された作品が完成した。無事出展できてよかった」と話した。
審査は24日、同センターで行われ、最高賞の奄美市美展賞など計198点の入賞作品が決まる。