40年前の沖永良部台風知って/和泊小で防災学習
40年前の沖永良部台風について学ぶ児童ら=9日、和泊町の和泊小 沖永良部島に甚大な被害をもたらした沖永良部台風襲来から40年を迎えた9日、和泊町の和泊小学校(池田隆校長)で防災学習が行われた。児童たちは当時の島の被害状況などを伝えるDVDを視聴したり、体験談を聞いたりして、古里で発生した大災害を学び、台風の恐ろしさを再認識した。
View Article没後40年、節目の「一村祭」 奄美市名瀬
田中一村をしのび、作品や生き方について語り合った「一村祭」=11日、奄美市名瀬 奄美を描き続けた孤高の日本画家・田中一村(1908~77年)をしのぶ「一村祭」が命日の11日、奄美市名瀬有屋町の一村終焉家屋であった。今年は没後40年の節目に当たり、一村を慕う人々や関係者が多数出席してみ霊を慰めた。
View Articleオオトラツグミ確認 奄美自然観察の森
林床に舞い降りたオオトラツグミ=9日、龍郷町の自然観察の森 龍郷町の奄美自然観察の森で、国の天然記念物で奄美大島だけに生息する野鳥オオトラツグミの姿が確認されている。NPO法人奄美野鳥の会によると、生息環境の回復に伴い、オオトラツグミの分布域は同島の中南部から北部へ拡大しているとみられ、「今後もさらに北へ広がる可能性がある」と期待している。
View Article生誕の地で一村しのぶ=栃木市
田中家の菩提寺・満福寺で営まれた墓前法要=11日、栃木市旭町 奄美で69年の生涯を終えた孤高の日本画家、田中一村(1908~77年)の生誕地・栃木県栃木市で命日の11日、墓前法要と講演会があった。没後40周年記念事業実行委員会が栃木市教育委員会と共催。ファンの市民らが集まって一村をしのび、一村が描き続けた奄美の自然と人情にも思いをはせた。
View Articleアカハラダカ渡りの季節=奄美大島
大空を舞うアカハラダカの群れ アカハラダカが渡りの季節を迎え、秋の訪れを告げている。奄美大島で10日朝、森から舞い上がった群れが旋回しながら上昇する「タカ柱」を形成し、南へ飛び立つ姿が確認された。アカハラダカは朝鮮半島や中国の東北部で繁殖し、東南アジアに渡って越冬する小型のタカ。成鳥は全長約30㌢。和名は首付近から腹部にかけて赤色がかっていることが由来。旅の途中、奄美に立ち寄る。...
View Articleくれないの塔で慰霊式 自衛隊機墜落事故から55年
献花して犠牲者の冥福を祈る参列者=10日、奄美市 1962年9月3日、急患用血液を輸送中の自衛隊機が奄美市名瀬のらんかん山に墜落し、13人が亡くなった事故から55年。犠牲者を追悼する慰霊式が10日、事故現場に立つ「くれないの塔」であった。奄美大島青年会議所(JC)や自衛隊関係者ら約30人が花を手向け、惨事の記憶を風化させまいと誓った。
View Article故郷へ思いはせ懇談 NY奄美会
奄美黒糖焼酎を飲みながら懇談するニューヨーク奄美会の会員ら=8月22日、ニューヨーク アメリカ・ニューヨーク在住の奄美群島出身者や奄美2世らでつくるニューヨーク奄美会(栄秀吉会長)の食事会が8月22日、ニューヨークであった。新メンバーを含め10人が参加。故郷に思いをはせながら奄美の黒糖焼酎をくみ交わして懇談した。(情報、写真は栄秀吉さん提供)
View Article徳永さん(龍郷町出身)日本代表に 7人制サッカー「ソサイチ」
7人制サッカー「ソサイチ」日本代表に選出された龍郷町出身の徳永健介さん(提供写真) 国内フットサルリーグで活躍した龍郷町出身の徳永健介さん(32)=㈱クリエイティブヘッズ(東京都)=が、7人制サッカー「ソサイチ」の日本代表に選出された。徳永さんは11日、ブラジル遠征へ出発した。日本代表は現地の7人制サッカーリーグに所属するクラブと対戦し、19日帰国予定。
View Articleクロウサギ守ろう 鈴木さん、大島高校で講義
奄美大島の生物について講義する鈴木真理子さん=13日、奄美市名瀬 奄美市名瀬の県立大島高校で13日、奄美大島の生物をテーマとした講義が始まった。初回は鹿児島大学国際島嶼(とうしょ)教育研究センター奄美分室の鈴木真理子さんが「アマミノクロウサギとヒトをめぐる問題」と題して講義した。総合的な学習の時間を活用して実施。生物を選択している1、2年生計30人が聴講した。
View Article新焼酎へ秋名米贈呈 龍郷・秋幾農業創成塾
奄美大島酒造と渡酒造の蔵元2社であった秋名米贈呈式=12日、奄美市名瀬 龍郷町秋名と幾里両集落の農家らでつくる「秋幾農業創成塾」(龍宮省三塾長、20人)は今期、奄美黒糖焼酎用の加工米栽培に取り組んだ。収穫後に島内の蔵元2社が買い取り、オール奄美産のプレミアムを売りにした新商品作りを目指す試みだ。12日は収穫後、精米した秋名米の贈呈式が蔵元2社であった。
View Article創立70年記念与論中体育大会にぎやかに
体育大会の各種目に全力で挑んだ与論中の生徒たち=10日、与論町 【沖永良部総局】与論町立与論中学校(大重満明校長、生徒155人)の第70回体育大会が10日、同校グラウンドであった。スローガンは「限界突破70年の軌跡にさらなる栄光を」。クラス別で紅白に分かれて、各種目を競った。
View Article沖永良部台風40年を節目に県民防災講演会
40年前の沖永良部台風について講演する里田弘志鹿児島地方気象台長=13日、知名町 鹿児島地方気象台や県など主催の「県民防災講演会in沖永良部」が13日、知名町のあしびの郷ちなであった。講演した里田弘志鹿児島地方気象台長は40年前の沖永良部台風を振り返り、「いつかあのクラスの台風がやってくると考え、平時から備えることが重要」と呼び掛けた。気象台などが発表する気象情報の活用方法も詳しく紹介した。
View Articleアマミクサアジサイ咲く/奄美大島
○…奄美大島の森で、同島固有のアマミクサアジサイが咲いている。無数の小さなつぼみが次々と開き始め、5㍉ほどの淡い紅色や白色のかれんな花が秋の訪れを告げている=写真。 ○…渓流沿いの岩場や崖地に生える。クサアジサイの原種とされる。開発や盗掘などで自生地が減り、環境省のレッドリストで、近い将来、絶滅の危険性が高い絶滅危惧ⅠB類に位置付けられている。
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