奄美大島だけに天然の個体が残る絶滅危惧種のリュウキュウアユが産卵の最盛期を迎えた。主な生息地となっている奄美市住用町の河川には数百匹に及ぶ群れが集結。雄と雌が次々と川床の砂利に潜り込んで産卵、放精し、新たな命を育んでいる。
同町の川内川中流で13日午後5時半ごろ、奄美海洋生物研究会の興克樹会長が撮影した。12月上旬からアユの観察を続け、産卵のピークを迎えたという。興会長は「繁殖を終えるとほとんどの個体は死んでしまうが、来春には多くの稚魚が遡上(そじょう)してくると期待している」と話した。
奄美大島だけに天然の個体が残る絶滅危惧種のリュウキュウアユが産卵の最盛期を迎えた。主な生息地となっている奄美市住用町の河川には数百匹に及ぶ群れが集結。雄と雌が次々と川床の砂利に潜り込んで産卵、放精し、新たな命を育んでいる。
同町の川内川中流で13日午後5時半ごろ、奄美海洋生物研究会の興克樹会長が撮影した。12月上旬からアユの観察を続け、産卵のピークを迎えたという。興会長は「繁殖を終えるとほとんどの個体は死んでしまうが、来春には多くの稚魚が遡上(そじょう)してくると期待している」と話した。