奄美市で秋季キャンプを行っている横浜DeNAベイスターズの選手による野球教室が10日、キャンプ地・名瀬運動公園の市民球場と陸上競技場であった。奄美大島の小中学生約180人が参加。憧れのプロ野球選手の指導を受けて夢を膨らませた。
野球教室は奄美キャンプでの恒例行事。球団からは選手23人が参加した。今回、全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)に参加した中学3年生18人を対象に硬球を使った教室もあった。
市民球場で中学生に対し、宮本秀明内野手は「バッティングではバットをしならせて打つイメージを持つことが大事」とアドバイス。伊藤光捕手は手本を見せながら「足をハの字に開いて姿勢を低くしてミットを正面に構えれば、ボールは確実に捉えられる」と助言。「うまくできなくても毎日続けることが大事」とエールを送った。
教室に参加した朝日中野球部の武田涼雅主将(14)は「あこがれのプロ選手に投球や打撃の方法を教えてもらい、うれしかった。普段は投手を担当していて、捕球の仕方が勉強になった。将来はプロ野球選手になりたい」と話していた。
同球団の秋季奄美キャンプは9年目で19日まで。