瀬戸内町の第13回子ども島口・伝統芸能大会(町中央公民館主催)は27日、町きゅら島交流館であった。町内10団体95人の児童生徒が出演。練習を重ねた島口や伝統芸能を発表し、郷土の文化の素晴らしさを再認識した。
演目の1番目は古仁屋中の生徒3人組「ザ・オッス」による島口「はげー」をテーマとした発表。さまざまな感情表現に使われる「はげー」の活用方法をユーモアを交えて紹介し、歌も披露した。
山郷地区子ども会は地域の伝統芸能棒踊りを笑顔で元気よく発表。童子八月踊り研究会(古仁屋)は「餅むれ」「諸鈍長浜」など4曲を歌い踊り、ハト(指笛)やチヂン(島太鼓)、元気な掛け声を織り交ぜ、会場を盛り上げた。
このほか、各団体から島口劇、太鼓や三味線演奏など多彩な演目が続き、多くの来場者を楽しませた。
屋田卓也中央公民館長はあいさつで「大会を通して地域の文化を大切にし、触れ合うことが継承につながる。子どもたちには誇りを持つきっかけにしてほしい」と話した。
出演を予定していた与路小中は、荒天のため出演できなかった。