奄美市名瀬の県立大島高校(竹井俊久校長)で25日、県内外の大学などによる出前講義があった。1、2年生490人が自身の関心や進路に沿った講義を受講し、進路選択に役立てた。
出前講義は大学の特色や学科内容を知り、生徒の進学意識を高めることを目的に毎年開催している。今回は鹿児島大学や九州大学など19大学と米国大使館が22講義を行った。生徒は工学や人文学、語学などさまざまな分野の中から2講義ずつ選択して受講した。
鹿児島国際大学の国際文化学科は「ハングルの歴史と文字的特徴」をテーマに講義した。講師が韓国語で使われるハングル文字の仕組みや発音などを説明した後、生徒は自分の名前をハングルで記した。
ハングルと東京国際大学英語コミュニケーション学科の講義「Island Culture」の二つを受講した2年の重田結妃さん(17)は「将来は国際関係の仕事をしたい。講義で韓国語独特の発音を体感できていい経験になった。今日の講義で語学をもっと勉強したいと思った」と話した。