奄美大島の12―18歳の小中高生33人で組織する社会奉仕団体「奄美碧レオクラブ」が7日までに発足した。小中高生で構成されるレオクラブの発足は奄美群島で4団体目。親会となる奄美大島ライオンズクラブ(奄美大島LC)のサポートを受けて、社会奉仕活動などに取り組む。
奉仕活動を通じて次世代のリーダー育成を図るレオクラブは、地域のライオンズクラブから金銭面などで一定の支援を受けるが、活動については自主的に計画、立案する。奄美大島LCによると、これまでに奄美大島と徳之島、沖永良部島で3団体が活動している。
設立には、社会奉仕を行うライオンズクラブ(LC)国際協会の承認が必要。奄美碧レオクラブについては、奄美大島LCの窪田光子幹事が地域で奉仕活動に取り組む児童生徒の声を受けて設立に動き、7月20日にLC国際協会の承認が得られた。
今月7日に奄美市名瀬の集宴会施設であった奄美大島LC例会で、奄美大島LCの丸田義男会長が奄美碧レオクラブの渡彦大会長(18)=県立大島高校3年=に認証書を手渡して激励。渡会長は「リーダーシップ、経験、機会をモットーに地域社会奉仕に貢献し、地域に愛されるレオクラブを目指す」と抱負を述べた。
同レオクラブの顧問も務める奄美大島LCの窪田幹事は「名称に入っている碧という文字は、奄美大島の空や透き通った海の色を表現し、会員が曇りのない澄んだ心で地域社会に貢献して成長してほしいという願いも込めた。地域の未来を担う会員の健全な育成にもつなげたい」と話した。
奄美碧レオクラブは継続的に会員を募集する。詳しくは電話0997(53)2277奄美大島ライオンズクラブ事務局へ。