天城町糖業振興会(会長・大久幸助町長)のサトウキビ春植え推進出発式が2日、町役場前であった。関係機関・団体の代表ら約50人が参加。植え付け目標面積350㌶(前期実績239㌶)の達成と適期管理によるキビの生産振興を呼び掛けた。
出発式で大久町長は昨年10月の台風襲来による糖度低迷など、今期産キビの現状を示した上で「植え付け目標を達成して管理も徹底し、(低品質傾向となっている)今回を挽回しないといけない」と述べ、農家の奮起を求めた。
南西糖業㈱徳之島事業本部とJAあまみ天城事業本部の代表らがあいさつし、早期植え付けと適期管理の推進を呼び掛けた。
キビの面積拡大や増産による島の経済の活性化などを掲げたスローガンを読み上げ、全員で「頑張ろう」を三唱して気勢を上げた。
町は春植え推進によるキビの生産振興を図るため、生産農家を対象に堆肥や土壌改良資材など各種助成事業を実施する。
今期の春植え目標面積は伊仙町が322㌶(前期実績229㌶)、徳之島町は330㌶(同221㌶)。出発式は伊仙町が5日、徳之島町は6日を予定している。