日本航空(JAL)グループの日本エアコミューター(JAC)は18日、徳之島―沖永良部、沖永良部―沖縄(那覇)の各線を7月1日に新規開設すると発表した。JAL側は「奄美群島アイランドホッピングルート」と命名。奄美と沖縄をつなぐ新たなネットワークを構築することで、交流人口の拡大などに貢献したいとしている。
路線新設は奄美群島の国立公園指定、世界自然遺産登録を見据えたもの。地元側からの強い要請もあり実現にこぎ着けた。JALでは年間2万人の利用を見込んでいる。
機材は最新鋭のATR42―600型機を使用。所要時間は徳之島―沖永良部が30分、沖永良部―那覇は45~60分を見込んでいる。
このほか、同グループの奄美関係では、7月1日から鹿児島―奄美大島を7便から8~9便(3月25~31日と4月26日以降)に増便するほか、8月1日から現在3便運行しているジェット便を6便に増便する。
また、アイランドホッピングルートの開設に伴い、7月1日から現行の奄美大島―沖永良部、沖永良部―与論の2線は運休とする。