奄美スポーツアイランド協会(会長・山田春輝奄美市教育委員会事務局長)の総会が15日、奄美市名瀬のホテルであり、事業計画や予算を承認した。2017年度のスポーツ合宿実績によると、県外から奄美大島への合宿団体数は86団体(プロ・社会人62団体、学生24団体)。合宿者の実数は1500人で、2年連続で千人以上となった。
17年度のスポーツ合宿は、前年度に比べて12団体162人増加。総人数と宿泊日数から算出した延べ宿泊人数は1万2947人だった。
競技別の割合をみると、陸上が76%で最も多く、次いで野球10%、バスケットボール6%、バレーボール3%、ゴルフとボクシングが2%、サッカー、相撲、バドミントン、カヌー、テニス、トライアスロンがそれぞれ1%だった。地域別では関東58%、近畿16%、中国・四国14%、中部6%、東北・北海道4%、九州・沖縄2%の順となった。
合宿状況の好調な推移について事務局は「企業景況の回復など、実業団を取り巻く環境が改善されていることなどが大きな要因ではないか」と分析した。
18年度は合宿誘致やキャンペーン、合宿者の支援などを展開。横浜DeNAベイスターズの秋季キャンプ継続に向けた活動を継続する。12月には60歳以上の男女が参加して体力や筋力強化を図るトレーニングイベント「シルバー元気塾」が奄美市名瀬である。