自社栽培したサトウキビやゴマを使って加工食品を製造している南村製糖(喜界町)は、千葉県千葉市のそごう千葉店で開催されている春の九州物産展に出店した。「かちわり純黒糖」が好評だ。
物産展は前半(16~22日)、後半(23~28日)の2期に分けてあり、南村製糖は後半に出店。試食を積極的に展開したところ、黒糖やゴマの風味に来場者は満足し、次々に購入する様子が見られた。
接客した南村和弥さんは「黒糖は特別栽培したサトウキビのジュースをふんだんに使い、白ゴマは自家採取した在来種を使用した」と丁寧に説明した。
2人連れの女性客のうち、黒糖を購入した女性はようかんに使用する黒糖を探していた。「甘さに雑味がなく、良質。畑の土質でサトウキビの味が大きく異なることが分かり、勉強になった」と話していた。
もう一人の女性は奄美ファン。「黒糖の味で楽しかった奄美旅行を思い出した。また奄美の風に吹かれてみたい」と話した。